今回は、登録から2年経過した中古車をお買いにになられたロードースターのお客様です。内装や幌などがとてもキレイだったことが、ご購入の決め手になられたそうです。しかし、納車後に洗車をしてもボディがキレイにならないので当店にご相談いただきました。
当日、おクルマを拝見させていただくと、ボンネットフードとトランクの膜厚(塗装の厚み)が他の部位より30μ程少ないことが判明いたしました。
このロードスターは、ディーラーでは無く有名な大きな中古車販売店でお買いになられたそうです。オーナー様は、契約時に「研磨もコーティングもやらないでください。」とお願いをされていたそうなので、商品化する時に研磨したのだと思われます。
研磨剤の拭き残しもたくさんありました。
ナンバーをはずしたら
ボンネットの先端部
フロントバンパーの隙間
取り返しがつかないから、こんなに膜厚落とさないでください。多分、全オーナーのお手入れが悪く商品化するにあたり研磨だけでキレイにしようとしたのでしょう(-_-;) なので、オーナー様には、研磨量の少ない艶出し研磨をお勧めしました。これは、艶を上げる研磨なので深いキズは残りますが、膜厚を減らさなくて済みます。また、研磨時間が短いので研磨料金を低く抑えられます。なのでリーズナブルにおクルマの美観を上げることが出来ます。
早速、汚れを落とす洗車をスタートします。オーナー様が、洗車をするたびにオーラが無くなったと仰られてた通り、クレンジング洗車でスッピンになった塗装から傷が露になりました。傷を隠蔽する物を塗布したからでしょう(-_-;)
艶出し研磨前の膜厚
艶出し研磨後
艶出し研磨後の膜厚
数字に出ないくらいの減りです。輝きもまし、細かな傷も無くなりスッキリとしました。重複しちゃいますが深めの傷は、残っています。
フェンダー研磨前
艶出し研磨後
研磨前
研磨後
トランクの深いキズ有、研磨前
研磨後(深いキズは、残します。)
研磨前の膜厚
研磨後の膜厚。1μ程減りました。
この様に膜厚計を見ながら慎重に研磨して美観を上げました。そして全てのパネルを研磨してFSコーティングを施工して完成です。
ご入庫時と比べかなりオーラが増しました。これならオーナー様にも喜んでいただけるだろうと思います。当日、愛車をご覧になられて「これですよねー(笑)」と仰っていただきました。購入して初めてロードスターの造形美を堪能できると思います。
これから長いお付き合いになると思いますが、気になる事があれば いつでも、ご相談ください。この度は、当店にご用命いただきありがとうございました。
PS それにしてもMAZDAとは、縁が御座います(笑)