今回は「TheBeetle」の『艶出し研磨』と『FSコーティング』をご用命いただきました。
1938年に初代が誕生してから80年親しまれたビートルも今年の7月に生産終了となり、この愛らしいフォルムは、もう生み出されません。オーナー様もこのデザインに惚れ込んで「NewBeetle]→「TheBeetle」と乗り継がれたそうです。今回、生産終了になってしまうので車検時期だったこともあり「同色のファイナルTheBeetle」をお買い換えしたそうです。ご接客中も愛車魂がヒシヒシと伝わってきて私もテンション上がりそうでした。

わたしの仕事は、この様な方たちの為にあります。ご縁に感謝して全力で施工させていただきます。

ご納車されてそのまま当店にご入庫して頂きました。まずは、おクルマの確認です。当日は、雨だったのでお待ちいただいて洗車をして磨きライトを当てながらご説明させて頂きました。新車のクモリや洗車キズ、バフ目などが確認出来たので塗装研磨の意味をお伝えして『艶出し研磨』もご用命いただきました。

まずは、汚れを除去して『艶出し研磨』の準備をはじめます。

研磨準備

 

入庫チェックで確認した傷と研磨によるオーロラを消していきます。その前にこの膜厚計で塗装の厚みを測ります。

膜厚258

全体を測ると230μは、切らなかったので最近のクルマでは、厚いほうです。

早速、研磨スタートです。

フロントフードに付いていた少し深いキズ

研磨でクリアに!(初期研磨後)

そしてバフ目のオーロラを消していきます。このおクルマは、オーロラが各部に付いていました。オレンジ色のライトの周りに星雲のように見えるのが、研摩痕です。販売店で施工したと思われます。

オーロラ

それをポリッシュして

サイドモールもこの様に傷が!

モールキズ

ポリッシャーを変えて

キズクリア

フェールリッドの前も

キズクリア!!

リアフードは、研磨痕(オーロラ)バッチリ残ってます(^^;

なんと写真を撮るのを忘れていました(^^;すいません。アフター写真が無いのに載せた理由としてこの様に新車であっても、キレイでは、無いということです。なので傷を取ってからコーティングをするととても美しくなります。(中には、傷一つない販売店もありますが稀です。)

全ての工程を終えて終了です。研磨前には、目立たなかった小さいメタリックの粒がキラキラと光りだし照明の種類で黒に見えたり紫に見えたりとても、魅力が増しました。

途中経過のご連絡を差し上げたとき「納車の時より待ちどおしい」と仰られていました。

そしてお引渡し日に愛車をご覧になって第一声に「うぉおおおおおー!ヤバイ!ヤバイ!」と興奮を表に出して感動して下さいました。ご一緒にお越しになられた奥様も「凄くキレイ」と言ってくださり、感動のお引渡しになりました。

まさに、このお仕事の醍醐味です。「やってて、よかったぁー!」

これから、長いお付き合いになりますが、宜しくお願いします。最後に記念撮影をして今回の私のお役目は、終了でございます。この度は、ありがとうございました。

 

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